「死からいのちに」8月27日

聖日礼拝メッセージの要約(2023. 8. 27.)

「死からいのちに」

ヨハネによる福音書 5章24〜29節

 

よくよくあなたがたに言っておく。わたしの言葉を聞いて、わたしをつかわされたかたを信じる者は、永遠の命を受け、またさばかれることがなく、死から命に移っているのである。(ヨハネ5:24)

 

1、死からいのちに

主イエスは、ご自身の言葉を聞いて、父なる神を信じる者は、永遠の命を受け、さばかれることなく、死から命に移っていると言われています。永遠の命とは神様との関係にかかわる命であり、神様と結ばれ、神様とともに生きる命です。この命を与えるために、父なる神は御子イエスを私たちに与えてくださいました。主イエスは、十字架と復活によって、私たちを罪と死から救い、永遠の命に生きる者としてくださいました。永遠の命とは命の⻑さではなく、命の質をあらわしています。それは、キリストに似た者へと変えられていく豊かな命であるのです。

 

2、聞く人は生きる

主イエスは、「死んだ人たちが、神の子の声を聞く時が来る。今すでにきている。そして聞く人は生きるであろう」と言われています。「聞く」とは選択であり、聞くという意志がなければ、私たちは聞くことはできません。また、聞くとは、その対象との関係にかかわることです。聞くということは、その対象との関係を求めることを意味し、聞かないということは、その対象との関係を放棄することを意味するからです。それは主イエスとの関係においても同じことが言えます。主イエスの福音を聞き、主イエスを自分の救い主と信じ受け入れる者は、永遠の命に生きるという恵みにあずかるのです。

 

3、生命を受けるために

主イエスは、「善をおこなった人々は、生命を受けるためによみがえり、悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう」と言われています。主イエスは、ここで最後の審判における復活について語っておられます。人間のさばきでは不正が行われることがありますが、主イエスのさばきは正しいのです。主イエスを信じた者たちは救われ、神のいのちが内側に働き、良い実を結んでいくようになります。聖書には、「見よ、今は恵みの時、見よ、今は救の日である」と記されています(2コリント6:2)。「聞く人は生きる」と言われる主イエスの御声に聞き従いつつ、日々、神の恵みに生かされながら、ともに歩んでいきましょう。