「ここに愛がある」8月20日

聖日礼拝メッセージの要約(2023. 8. 20.)

「ここに愛がある」

ヨハネによる福音書 5章19〜23節

 

すなわち、父が死人を起して命をお与えになるように、子もまた、そのこころにかなう人々に命を与えるであろう。(ヨハネ5:21)

 

 

1、子もそのとおりに

主イエスは、「父のなさることであればすべて、子もそのとおりにするのである」と言われています。ここで示されていることは、父なる神と御子イエスとの一体性です。父なる神と子なる神は一つであり、主イエスは父なる神との関係を離れては、何もなされなかったのです。主イエスは、すべてにおいて、父なる神の御心に従われたのです。すなわち、父なる神の御心は、主イエスを通して、完全な形であらわされているのです。私たちは、主イエスを知ることによって、父なる神がどのようなお方であるかを知り、父なる神の御心を知ることができるのです。

 

2、父が子を愛して

主イエスは、「なぜなら、父は子を愛して、みずからなさることは、すべて子にお示しになるからである」と言われています。ここには、父なる神と御子イエスの一体性が何に基づいているかということが示されています。それは、「父が子を愛して」とあるように、父なる神と子なる神との愛に基づいているのです。主イエスは、父なる神の愛に根ざして生きることとはどういうことであるのかを身をもって示され、その従順な歩みをもって、父なる神の愛の豊かさをあらわしてくださったのです。父なる神は、その豊かなあわれみにより、御子イエスを死人の中からよみがえらせ、私たちに永遠のいのちの希望を与えてくださったのです。

 

3、子を敬うため

主イエスは、「それは、すべての人が父を敬うと同様に、子を敬うためである」と言われています。これは、御子イエスを通して、父なる神をあがめるという私たちの礼拝の真髄を示しています。ローマ人への手紙には、「御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる」とあります(8:16)。私たちは、主イエスを信じることによって、聖霊は、私たちが父なる神の子どもであることを証ししてくださいます。私たちは、主イエスを信じる信仰によって、父なる神、子なる神、聖霊なる神の豊かな交わりの中に招かれ、生きる恵みにあずかっているのです。平和の君であり、安息の主であるキリスト・イエスをともに見上げて歩んでいきましょう。