「神から出たもの」10月9日

聖⽇礼拝メッセージの要約(2022. 10. 9.)

「神から出たもの」

使徒⾏伝 5章33〜42節

 

しかし、もし神から出たものなら、あの⼈たちを滅ぼすことはできまい。まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。(使徒⾏伝 5:39)

 

1、⼈間から出たもの

ペテロをはじめとした使徒たちは、ユダヤ議会による裁判にかけられました。彼らの処分について、国⺠全体に尊敬されていた律法学者のガマリエルは、「あの⼈たちから⼿を引いて、そのなすままにしておきなさい。その企てや、しわざが、⼈間から出たものなら、⾃滅するだろう」と述べました。⼈間から出たものは、いずれ滅んでしまうということです。 ジャン・カルヴァンは、「⼈を何よりも確実に破滅に向かわせるのは、⾃分⾃⾝に従う事だ」との⾔葉を残しています。⼤切なことは、私たちは、神から出たものとして、神に従って⽣きるということです。

 

2、神から出たもの

ガマリエルは、「もし神から出たものなら、あの⼈たちを滅ぼすことはできまい。 まかり違えば、諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」と述べました。 使徒たちは、主イエスのことばに従い、キリストの福⾳を宣べ伝えました。彼らは、 ⼈間ではなく、神に従ったのです。聖書には、「わたしたちは、真理に逆らっては、 何をする⼒もなく、真理に従えば⼒がある」と記されています(2コリント13: 8)。真理であるキリストにしっかり根を下ろし、キリストを⼟台として⽣きるな らば、神の⼒が私たちを通して働いてくださるのです。

 

3、キリストの御名のために

使徒たちは、キリストの御名のために、はずかしめられるに値する者とされたことを喜びました。ペテロは、「キリストの名のためにそしられるなら、あなたがたはさいわいである。その時には、栄光の霊、神の霊が、あなたがたに宿るからである」と記しています(1ペテロ4:14)。使徒たちは、キリストの御名のために辱めを受けながらも、聖霊に満たされつつ、福⾳宣教を進めていったのです。聖書には、「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから⽬を離さないでいなさい」とあります(ヘブル12:2 新改訳)。私たちは、神から出たものとして、主イエスから⽬を離さずに、キリストの福⾳の⼒に⽣かされつつ、神に従って歩んでいきましょう。