「福音宣教の前進」10月16日

聖⽇礼拝メッセージの要約(2022. 10. 16.)

「福⾳宣教の前進」

使徒⾏伝 6章1〜7節

 

こうして神の⾔は、ますますひろまり、エルサレムにおける弟⼦の数が、⾮常にふえていき、祭司たちも多数、信仰を受けいれるようになった。(使徒⾏伝 6:7)

 

1、教会の問題

教会では、弟⼦たちが増えるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ⼈たちが、ヘブル語を使うユダヤ⼈たちに対して苦情を申し⽴てるという事件が起きました。それは、彼らの仲間のやもめたちが、⽇々の配給のことで軽んじられていたからです。教会は、これまでになかった問題に向き合うことになったのです。いつも何の問題 もなく、衝突や諍いのない完全無⽋な教会など存在しないということです。主イエスを信じる信仰に⽴って、困難に挑戦し、課題を乗り越えてきた教会が成⻑していくのです。

 

2、教会の真価

使徒たちは、この問題に対して、新しい組織づくりに着⼿しました。弟⼦たちの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判のよい⼈たち七⼈を捜し出すことを願い、この七⼈の者たちに⾷卓のことを任せたのです。危機や問題が起こった時に、どのように対処するのか。その時に、教会の真価が問われます。⽇々の配給というのは、キリストの福⾳を証しする素晴らしい働きでした。この働きのために、教会は、問題を避け、現状にとどまるのではなく、新しく変わる道を選んだのです。教会は、聖霊の導きに従い、変化に伴う痛みや苦しみも引き受けて、新しく変わるという決断を下したのです。

 

3、教会の使命

使徒たちは、祈りとみことばの奉仕に専念することになりました。祈りとみことばの奉仕と⽐べて、⾷事の世話や⽇々の配給などの奉仕は、取るに⾜らないものと⾔っているのではありません。教会が、祈りとみことばに⽴ってこそ、教会のいのちは⽣かされ、養われ、⽇々の配給や他の奉仕も充実したものとなり、主のご栄光のために豊かに⽤いられるのです。キリストのからだである教会は、主イエスによって遣わされ、この地上において、主イエスがなされたように、キリストの福⾳を証ししていく使命が与えられています。聖霊の⼒を受け、ことばと⾏いによって、キリストの福⾳を告げ知らせていく、教会の使命を果たしていきましょう。