「キリストのために」9月25日

礼拝メッセージの要約(2022. 9. 25.)

「キリストのために」

2テモテへの⼿紙 4章1〜8節

 

御⾔を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、それを励み、あくまでも寛容な⼼でよく教えて、責め、戒め、勧めなさい。(2テモテ 4:2)

 

1、御⾔を宣べ伝える

パウロは、若い牧師のテモテに対して、伝道者の⼼得を説いています。それは、 時が良くても悪くても、みことばを宣べ伝えるということです。パウロのこの命令は、聞き⼿の態度や周囲の状況、あるいは、⾃分の⼒に頼ってはならないということです。主イエスは、弟⼦たちを福⾳宣教に派遣された時、「語る者は、あなたがたではなく、あなたがたの中にあって語る⽗の霊である」と⾔われました(マタイ 10:20)。時が良くても悪くても、私たちは、⽗なる神の御霊によって、みことばを語らせていただくのです。

 

2、⾛るべき⾏程

パウロは、ローマ皇帝ネロによる審判と処刑を前にしても、天の御国への希望に溢れていました。パウロは、⾃分の⽣涯を振り返って、「わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、⾛るべき⾏程を⾛りつくし、信仰を守りとおした」と記しています。パウロは、キリストの良き兵卒として、信仰の戦いを勇敢に戦い、神様が備えてくださった⾛るべき道のりを⾛り終えました。「信仰を守りとおした」という箇所の「守る」とは、「⾒張る」という意味があり、注意深く守り続けることを⽰しています。パウロは、キリストのために⽣きる⼈⽣を全うしたのです。

 

3、義の栄冠

パウロは、「今や、義の冠がわたしを待っているばかりである」と述べています。パウロの時代には、陸上競技の勝利者に、⽉桂樹やオリーブで編んだ冠が与えられました。御国の王であり、正しいさばき主である主イエスは、信仰の完⾛者であるパウロに対して、義の栄冠を授けてくださるということです。また、キリストの再臨を⼼から待ち望んでいる者に対しても、それを授けてくださるのです。パウロからテモテへと福⾳宣教の使命は引き継がれました。 私たちも福⾳宣教の使命を引き継いだ者として、主の恵みに寄り頼み、聖霊に燃やされつつ、愛をもって、真理のみことばをともに宣べ伝えていきましょう。