「静かな細い声」9月19日

礼拝メッセージの要約(2021. 9. 19)

「静かな細い声」

列王紀上 19章1〜18節

 

「主は⾔われた、「出て、⼭の上で主の前に、⽴ちなさい」。その時主は通り過ぎられ、主の前に⼤きな強い⾵が吹き、⼭を裂き、岩を砕いた。しかし主は⾵の中におられなかった。⾵の後に地震があったが、地震の中にも主はおられなかった。地震の後に⽕があったが、⽕の中にも主はおられなかった。⽕の後に静かな細い声が聞えた。」。(列王紀上19:11〜12)

 

1、主の養い

王妃イゼベルから脅迫を受けたエリヤは、すっかり怖気づき、逃げ出してしまいました。エリヤは意気消沈し、主なる神に「主よ、もはや、じゅうぶんです。今わたしの命を取ってください」と訴えました。神様は、まず、彼に睡眠によって⼗分な休息をお与えになりました。それから、神様は、パンと⽔をお与えになり、エリヤはその⾷物で⼒づいて、ホレブ⼭まで歩くという運動の時も与えられました。こうして、エリヤの⾁体的な疲れはいやされていったのです。

 

2、主の御声

主の前に、⼤きな強い⾵があり、地震があり、⽕がありましたが、いずれの中にも主はおられませんでした。しかし、⽕の後に静かな細い声が聞こえました。主なる神は、これらのことを通して、エリヤに、壮⼤で驚くような御業が、信仰の歩みを確実にし、献⾝の思いを揺るぎないものにするわけではないことを教えられました。静かな細い声は、しっかりと⽿を澄まさないと聞くことはできません。それは⼤勢の⼈たちではなく、エリヤ個⼈に向けて語られた神様の御声であったのです。 ⽬覚ましく驚嘆するような御業ではなく、主の前に静まり、主の御声を聞くことによって、エリヤには霊的に回復する道が与えられたのです。

 

3、主の備え

主なる神は、エリヤに新しい使命をお与えになりました。主は、エリヤの考えや思いをはるかに超えたところで、豊かなご計画をご⽤意されていたのです。そして、孤独に嘆くエリヤに、ともに使命に⽣きる仲間たちを与えてくださいました。 エリヤは、主の同労者たちを得て、さらに広がりある神様の働きに触れ、それは次世代に引き継がれていったのです。私たちも、主イエスにある神様の愛を信じて、 主の御声に聞き従いつつ、主とともに歩んでいきましょう。