「約束の王が来られる」11月28日

聖⽇礼拝メッセージの要約(2021. 11. 28)

「約束の王が来られる」

イザヤ書 9章1〜7節

 

ひとりのみどりごがわれわれのために⽣れた、ひとりの男の⼦がわれわれに与えられた。まつりごとはその肩にあり、その名は、「霊妙なる議⼠、⼤能の神、とこしえの⽗、平和の君」ととなえられる。(イザヤ 9:6)

 

1、⼤いなる光が

「ゼブルンの地、ナフタリの地」というのは、アッシリアによって、苦しみとはずかしめを受けた暗⿊の地でした。それらの地は、ガリラヤと呼ばれました。聖書には、「暗やみの中に歩んでいた⺠は⼤いなる光を⾒た」とあります。主イエスの福⾳宣教は、ガリラヤから始まりました。ゼブルンとナフタリの地の境界線には、 カペナウムという町があり、聖書は、この町を、主イエスご⾃⾝の町と記しています。私たちが、どのような苦しみと恥辱と暗闇の中にいたとしても、主イエスは、 いのちの光で照らしてくださり、ご⾃⾝のものとしてくださるのです。

 

2、ひとりのみどりごが

聖書には、「ひとりのみどりごが、私たちのために⽣まれる。ひとりの男の⼦ が、私たちに与えられる」とあります。神の独り⼦である主イエスは、⼈となって、私たちのもとに来てくださいました。私たちが神様を愛したのではなく、神様が私たちを愛してくださって、主イエスの⼗字架によって、私たちにご⾃⾝の愛を明らかにしてくださったのです(1ヨハネ4:10)。こんな罪⼈でさえも、神様 は愛し、赦し、ご⾃⾝のものとして⽣かしてくださっている事実こそが、クリスマスの喜びであるのです。

 

3、万軍の主の熱⼼が

聖書には、「…ダビデの王座に着いて、その王国を治め…」とあり、主イエスによって、神の御国が確⽴されることが預⾔されています。神の御国とは、神様のご⽀配を意味しています。飼い葉桶にお⽣まれになり、⼗字架の上で死なれ、復活された救い主は、罪と死の⼒を打ち破り、神の恵みによるご⽀配を実現してくださったのです。約束の王である主イエスを⼼の王座にお招きし、⾃分の王になっていただくならば、私たちには、永遠のいのちが与えられ、神の御国の⺠として⽣きる幸いにあずかるのです。まことの平安と喜びと希望を与えてくださる主のご降誕の恵みに感謝し、再びおいでになる主を待ち望みつつ、歩んでいきましょう。