「主と共に歩む」11月12日

聖日礼拝メッセージの要約(2023. 11. 12.)

「主と共に歩む」

ヨハネによる福音書 6章66〜71節

 

シモン・ペテロが答えた、「主よ、わたしたちは、だれのところに行きましょう。永遠の命の言をもっているのはあなたです。(ヨハネ6:68)

 

1、ペテロの告白

主イエスを追いかけてきた人々は離れ去っていき、十二弟子だけが残りました。ペテロは、主イエスに対して、「永遠の命の言をもっているのはあなたです」と自分の信仰を告白しました。ヨハネの福音書のはじめには、「初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった」と記されています。これは、すなわち、主イエスご自身が、神の言であり、永遠の命の言であることを示しています。ペテロは、主イエスを離れては神のいのちに生きることはできないという、彼の信仰を告白したのです。

 

2、ユダの裏切り

主イエスは、十二弟子に、「あなたがた十二人を選んだのは、わたしではなかったか。それだのに、あなたがたのうちのひとりは悪魔である」と言われました。これは、主イエスを裏切るユダを指しています。彼は、すでに悪魔の導きに従い、悪魔の目的に仕えていました。しかし、そのような者が身近な弟子の中にいながらも、主イエスは父なる神の御心を歩まれ、神の救いのご計画は成し遂げられたのです。のちに、裏切ったユダは、主イエスのもとに行くことなく、祭司⻑のもとに行き、受け取った銀貨を返すことで解決を試みました。悔い改めることなく、自分の行いで何とかしようとし、滅びの道を歩むことになったのです。

 

3、主イエスとの歩み

主イエスは、「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲め」と言われました。しかし、このことばに、多くの人々はつまずき、主イエスから離れ去りました。主イエスの肉を食べ、主イエスの血を飲むとは、主イエスを自分の救い主と信じて、主イエスを自分の人生の真ん中に迎え入れることです。主イエスは、神の御心を歩まれ、十字架の上で死なれ、死より復活され、そして、信じる私たちに聖霊を与えてくださいました。ご自身の命によって、「人を生かすものは霊であって、肉はなんの役にも立たない」というみことばの真理を明らかにされました。この救い主なるお方が私たちのうちに生きておられるのです。私たちは、主から離れず、いつも主に心を向けて、主を信じ、主との交わりに生き、主とともに歩んでいきましょう。