「わが喜び、わが望み」7月23日

聖日礼拝メッセージの要約(2023. 7. 23.)

「わが喜び、わが望み」

ヨハネによる福音書 4章39〜42節

 

彼らは女に言った、「わたしたちが信じるのは、もうあなたが話してくれたからではない。自分自身で親しく聞いて、この人こそまことに世の救主であることが、わかったからである」。(ヨハネ4:42)

 

1、サマリヤの女性の証し

サマリヤの女性は主イエスについて、「この人は、わたしのしたことを何もかも言いあてた」と証しし、人々を主イエスのもとに導くという素晴らしい役割を果たしました。しかし、彼らは、主イエスのみことばを聞いて、主イエスはどのようなお方であるのかを正しく知り、主イエスを信じたわけではありません。それは、自分以外の誰かの信仰を介しての信仰であり、借り物の信仰です。自分で主イエスを救い主と信じ、自分で神の救いを体験することこそ、本物の信仰であるのです。

 

2、祈りとみことばによって

サマリヤの女性の証しを聞いて、人々は主イエスのもとに行き、自分たちのところに滞在してくださるように願いました。主イエスは、彼らの願いに応えて、二日間滞在されました。彼らは、主イエスとの交わりを通して、主イエスのみことばを親しく聞いて、どのようなお方であるかを自分の体験として知ることができました。ここから、私たちは、主イエスとの交わりを真剣に祈り求め、主イエスのみことばを信仰をもって聞くことの大切さを教えられます。祈りとみことばの生活は、主イエスを親しく知ることへと導き、私たちの信仰を形作っていくのです。

 

3、この人こそまことに世の救主

人々は、サマリヤの女性に対して、「わたしたちが信じるのは、もうあなたが話してくれたからではない。自分自身で親しく聞いて、この人こそまことに世の救主であることが、わかったからである」と言いました。彼らの信仰告白は、主イエスとの交わりとみことばによって、主イエスを正しく知り、主イエスを信じる信仰に至ったことをあらわすとともに、主イエスは、⺠族、人種、身分、性別、年齢の違いを越えて、すべての人々のための救い主であることを示しています。霊とまこととをもってささげる礼拝の道は、主イエスを信じるすべての人々に開かれています。この素晴らしい神の恵みに感謝し、主イエスとの交わりとみことばに生かされ、主イエスを証しし、主イエスのもとに人々を招き続けていきましょう。