礼拝メッセージの要約(2022. 12. 25.)
「救い主のご降誕」
ルカによる福音書 2章8〜20節
きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。(ルカ2:11)
1、飼い葉おけの中に
野宿をしながら羊の番をしていた羊飼いたちに、救い主がお生まれになったという喜ばしい知らせが伝えられました。当時、羊飼いは、汚れた職業とみなされ、社会の片隅に追いやられている者たちでした。主イエスも人間の泊まる部屋ではなく、飼い葉桶の中にお生まれになりました。神の御子は人となって、飼い葉桶にまで降られただけではなく、十字架の死に至るまで降られました。神の御子はすべての人の下に降られた方だからこそ、すべての人を救うことがお出来になるのです。罪の中に死んでいた私たちを救い、今日も私たちともにいてくださるのです。
2、平和があるように
天の軍勢は、御使とともに、「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」と神様を賛美しました。主イエスが与えてくださる平和とは、当時の人々が望んだような軍事力による平和ではありません。それは、神様と私たちとの平和です。神の御子は、私たちの罪の身代わりとして十字架にかかり、私たちのために、いのちを捨ててくださることによって、私たちに神様との平和を与えてくださったのです。真の平和とは、私たちがキリストの平和をともに生きることであるのです。
3、賛美しながら
羊飼いたちは、飼い葉桶に寝ておられる救い主に出会い、神様をあがめ、賛美しながら帰って行きました。彼らは、明日もまた、羊飼いとしての日常が待っています。しかし、彼らの心と生き方は、救い主との出会いによって確かに変えられ、新しいいのちに生きる喜びと平安に溢れるものとなりました。それだけでなく、救い主の誕生を人々に伝える最初の伝道者になったのです。私たちも、まことの喜びと平安を与えてくださる主イエスを賛美しつつ、私たちの救い主のご降誕をともにお祝いしましょう。そて、この素晴らしい神様の恵みを伝える者としてともに歩んでいきましょう。