礼拝メッセージの要約(2022. 11. 27)
「神の恵みの系図」
マタイによる福⾳書 1 章1〜17節
「ヤコブはマリヤの夫ヨセフの⽗であった。このマリヤからキリストといわれるイエスがお⽣れになった。」(マタイ1:16)
1、神の祝福に⾄る系図
主イエスの系図の冒頭には、「アブラハムの⼦であるダビデの⼦、イエス・キリストの系図」とあります。旧約聖書には、救い主(キリスト)は、アブラハムの⼦孫からお⽣まれになるということが預⾔されています。神様は、アブラハムの⼦孫によって、地のすべての国々は祝福を得ることを約束されています。この系図には、主イエスは、旧約聖書で預⾔された救い主であり、また、私たちに神の救いの祝福を得させてくださるお⽅であることが⽰されているのです。
2、まことの王に⾄る系図
この系図には、救い主は、ダビデの⼦孫からお⽣まれになるということも預⾔されています。主イエスこそが、まことの王であり、私たちは、神の⺠として、神の御国に招かれることを⽰しているのです。この系図には、ウリヤの妻という⼈物が記されています。ウリヤの妻はバテシバという名ですが、その名は記されていません。「ウリヤの妻」と敢えて記し、ダビデの罪を明らかにしています。この系図には、⼈間の弱さ、愚かさ、罪深さを、御⼦イエスの⼗字架によってあがなう神様の救いのご計画があらわされているのです。
3、神の恵みの系図
この系図には、神様に従った⼈たちだけではなく、神様に背いた⼈たちの名も記されています。神様は、ご⾃⾝に従った⼈たちも、背いた⼈たちも、御⼼のままに⽤いられるのです。つまり、神様に従って⽤いられるか、神様に背いて⽤いられるかであり、神の御⼼だけが成し遂げられるのです。神様の恵みは、主イエスを通して、私たちの上に豊かに注がれています。この豊かな恵みに、信仰と献⾝をもって応えていこうではありませんか。キリストに従い、キリストに結びつき、クリスマスの恵みをともに喜び感謝しつつ、主のご栄光のために歩んでいきましょう。