礼拝メッセージの要約(2022. 8. 28.)
「ヤラベアムの罪」
列王紀上 12章25〜33節
こうして彼はベテルに造った祭壇に⼋⽉の⼗五⽇に上った。これは彼が⾃分で勝⼿に考えついた⽉であった。そして彼はイスラエルの⼈々のために祭を定め、祭壇に上って⾹をたいた。(列王紀上12:33)
1、ヤラベアムへの約束
主なる神は、ヤラベアムをイスラエルの10部族の王に選ばれ、主のみことばに聞き従い、新しい国づくりをすることを命じられました。⼈⽣の⼟台は、主のみことばであり、国家の基盤も主のみことばであることが⽰されたのです。ヤラベアムには、主のみことばに聞き従うことによる祝福が約束されていました。ヤラベアムは、主なる神によって、北イスラエルの王に選ばれ、主のみことばに従い、主の栄光をあらわすことを期待された⼈物であったのです。
2、ヤラベアムの不安
北イスラエルの王になったヤラベアムには、⼀つの不安がありました。それは、 ⾃分の⺠が、エルサレムにある主の宮へ犠牲をささげるために上って⾏くことによって、彼らの⼼がユダの王レハベアムに帰ってしまうことでした。ヤラベアムは、 この不安を解消するために、⾦の⼦⽜を⼆つ造り、⺠が国から出て⾏かないようにしたのです。ヤラベアムは⾃分の地位を守るために、⼗戒の第⼀の戒めも、第⼆の戒めも破り、ご都合主義の新宗教を作り上げ、国家的な規模で、主なる神の前に罪を犯したのです。
3、ヤラベアムの罪
ヤラベアムには、主のみことばに聞き従うことによる祝福を約束されていましたが、彼にはその姿勢が全くありませんでした。聖書は、彼の罪を「ヤラベアムの罪」として度々⾔及しています。主イエスは、サタンの誘惑を受けた時に、「『主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ』と書いてある」と⾔われ、誘惑を退けられました。私たちを罪と死から救うために、サタンの誘惑に屈せず、⽗なる神の御⼼に従い、⼗字架の道を歩んでくださいました。私たちは、キリストの⼗字架と復活によって、⾃分は主の⺠であり、神の⼦どもであるという恵みを⼼に覚え て、主のみことばを⼟台として、主とともに歩んで⾏きましょう。