「わが霊によって」5月15日

礼拝メッセージの要約(2022. 5. 15.)

「わが霊によって」

エズラ記 1章1〜11節

 

あなたがたのうち、その⺠である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って⾏き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。(エズラ 1:3)

 

1、神のご計画によって

ペルシャの王クロスによって、バビロンは滅ぼされ、イスラエルの⺠は捕囚の⾝から解放されました。エレミヤの⼝を通して、この出来事をすでに預⾔されていました(エレミヤ29:10〜11)。主なる神は、クロス王の⼼を動かし、エルサレムの神殿を再建へと導き、イスラエルの⺠を、まことの礼拝へと導かれました。 これはすべて神様のご計画であったのです。私たちも、主イエスの救いの恵みによって、平安と将来と希望を与える神様のご計画の中に⽣かされていることを覚えて、感謝して歩んでいきましょう。

 

2、神の霊によって

神殿の再建⼯事は、サマリヤ⼈たちの執拗な妨害によって、16年もの間、中⽌に追い込まれました。主なる神は、「権勢によらず、能⼒によらず、わが霊によって」というみことばをもって、ゼルバベルを励まされました(ゼカリヤ4:6)。 主なる神は、軍事⼒や財⼒、あるいは、個⼈の才覚や⼒量ではなく、ご⾃⾝の御霊である聖霊によって、神殿の再建は成し遂げられるということを語られたのです。これは、私たちの信仰⽣活においても、教会⽣活においても、語られている真理であることを覚えたいと思います。

 

3、神の宮として

ゼルバベルをはじめ主の⺠は、さまざまな妨害や困難に⾒舞われましたが、紀元前515年、神殿はついに完成しました。今を⽣きる私たちにとって、神殿とは何でしょうか。使徒パウロは、「あなたがたは神の宮であって、神の御霊が⾃分のうちに宿っていることを知らないのか」と記しています(1コリント3:16)。キリスト者はみな聖霊を宿す神の宮であり、その全体である教会も聖霊が住まわれる神の宮であるのです。聖霊を宿す神の宮として、主のご臨在を喜び、礼拝の恵みに感謝しつつ、まごころからの礼拝をともにおささげしましょう。