礼拝メッセージの要約(2022. 5. 1.)
「福⾳の真理」
ガラテヤ⼈への⼿紙 2章11〜14節
彼らが福⾳の真理に従ってまっすぐに歩いていないのを⾒て、わたしは衆⼈の⾯前 でケパに⾔った、「あなたは、ユダヤ⼈であるのに、⾃分⾃⾝はユダヤ⼈のように⽣活しないで、異邦⼈のように⽣活していながら、どうして異邦⼈にユダヤ⼈のようになることをしいるのか」。(ガラテヤ2:14)
1、異邦⼈との⾷事
アンテオケ教会では、パウロがペテロを叱責するという事件が起きました。ペテロは、当初、異邦⼈と⾷事を共にしていましたが、「割礼の者」と呼ばれる、ユダ ヤ主義的な者たちがやってくると、異邦⼈から離れていきました。彼らは、主イエスを信じる信仰だけでは救われない、割礼を受け、⾷物規定などを含む律法を守ってこそ、⼈は救われると信じ、そのように教えていました。ペテロの⾏動は、神の救いと恵みに反するものであったので、パウロは激しく抗議したのです。
2、福⾳の真理
ペテロは、「割礼の者」たちが異邦⼈との⾷事のことでつまずき、信仰を失うことを危惧していました。ペテロは、ただ偽りの⾏動をとり、福⾳の真理からそれて⾏ったというのではなく、彼らのために深く思い悩んでいたのです。しかし、私た ちが学ぶべきことは、神様との関係が、⼈間との関係に優先しなければならないということです。パウロは、信仰の先輩であるペテロや恩⼈であるバルナバとの関係よりも、神様との関係を優先しました。神様との関係を優先せず、福⾳の真理に対して妥協するならば、真の⼈間関係を築くことはできないのです。
3、信仰によって
⼈間の⾏いや努⼒によって、神様の前において正しい者とされるならば、主イエスの死は意味がなく、神の恵みは無駄ということになってしまいます(ガラテヤ 2:15〜21)。主イエス・キリストを信じて、神様の前に義とされることは、 神様との関係だけではなく、⼈間関係の真の⼟台となるのです。私たちは、主イエスを信じる信仰によって、神様の前に正しい者とされ、神様との平和を持ち、神様との愛の交わりに⽣きるという恵みにあずかっています。福⾳の真理に対して、信仰によって⽣きる時に、神の恵みは私たちの間においても豊かに働くということを覚えて、キリストの⼗字架をともに⾒上げて歩んでいきましょう。