「城壁の再建」5月22日

礼拝メッセージの要約(2022. 5. 22.)

「城壁の再建」

ネヘミヤ記 4章6〜14節

 

わたしは⾒めぐり、⽴って尊い⼈々、つかさたち、およびその他の⺠らに⾔った、 「あなたがたは彼らを恐れてはならない。⼤いなる恐るべき主を覚え、あなたがたの兄弟、むすこ、娘、妻および家のために戦いなさい」。(ネヘミヤ 4:14)

 

1、敵の妨害

主なる神は、ペルシャ王の献酌官であったネヘミヤに、エルサレムの城壁を再建する使命を与えられました。城壁が壊されたままでは、外部からの侵⼊を防ぐ⼿⽴てはなく、偶像礼拝が⼊り込み、神殿は再び汚され、破壊されてしまう危険がありました。ネヘミヤたちが、城壁の再建に取り組むと、地元の権⼒者や有⼒者が⽴ちはだかり、⾔葉や武⼒によって混乱を起こそうとします。私たちも、神様を中⼼とした礼拝の⽣活を送ろうとする時に、それを阻むさまざまな妨害や誘惑があることを覚えましょう。

 

2、祈りと⾒張り

ネヘミヤは、地元の権⼒者たちの妨害に対して、主なる神に祈りました。そして、⽇夜⾒張りを置きました。⽇夜⾒張りを置くとは、霊的な戦いを意識して、緊張感を保ち、神様から⾃分を遠ざけようとするものに対して常に警戒をするということです。⼼の城壁を築くとは、⼼を閉ざして、誰ともかかわらない、世間ともかかわりを持たないということではありません。霊的識別⼒をもって、取り⼊れるべきものと拒むべきものとを⾒極め、その境界線をしっかりと持つということです。

 

3、主を覚える

城壁の再建には、外部の問題だけではなく、内部の問題も発⽣しました。城壁の再建をしている者たちから落胆の声が出てきたのです。ここで、ネヘミヤが彼らに対して強調したことは、⼤いなる恐るべき主を覚えるということでした。主イエス は、「あなたがたは、この世ではなやみがある。しかし、勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」と⾔われました(ヨハネ16:33)。霊的な戦いは内にも外にもありますが、すでに世に勝たれた主は、今も⽣きておられ、私たちとともにいてくださっています。⼤いなる恐るべき主を覚え、主に祈り、主にとどまり、主に従い続けていきましょう。