「十字架上の祈り」4月3日

礼拝メッセージの要約(2022. 4. 3)

「⼗字架上の祈り」

ルカによる福⾳書 23章32〜43節

 

そして⾔った、「イエスよ、あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」。イエスは⾔われた、「よく⾔っておくが、あなたはきょう、わたしと⼀緒にパラダイスにいるであろう」。(ルカ23:42〜43)

 

1、救い主の祈り

主イエスは、⼗字架の上で、⽗なる神に祈られました。「⽗よ、彼らをおゆるしください」(ルカ23:34)。このようにお祈りできる⽅は、主イエスのほかにはいません。この祈りは、「⽗よ」と呼びかけているので、祈り⼿は神の御⼦でなくてはなりません。そして、⽗なる神の前において罪のないお⽅、さらに、⾃分を⼗字架につける者たちの罪の赦しを願うことのできるお⽅でなくてはなりません。 主イエスは、今、⽣きるわたしたちも含めて、すべての⼈のために、⼗字架の上で ⽗なる神に罪の赦しを祈って下さったのです。

 

2、⼆⼈の犯罪⼈

主イエスの両脇には⼀緒に⼗字架につけられた⼆⼈の犯罪⼈がいました。⼀⼈の犯罪⼈は、「おまえは同じ刑を受けていながら、神を恐れないのか」と⾔いました。彼も最初はもう⼀⼈の犯罪⼈と同じように、主イエスを罵りました。しかし、主イエスの⼗字架の上での祈りを聞いて、霊的な⽬が開かれたのです。⼗字架の苦しみにあってもなお、愚かで罪深く敵意に満ちた⼈間を愛し、赦しを祈るキリストの姿を⾒たのです。その犯罪⼈は、主イエスの⼗字架上の祈りによって、神を恐れる者、神を信じる者へと変えられたのです。

 

3、希望の約束

その犯罪⼈は、「あなたが御国の権威をもっておいでになる時には、わたしを思い出してください」と願いました。彼は⾃分の罪を思うと、救ってくださいとは⾔えなかったのでしょう。ただ、⾃分を思い出してくださるようにと求めました。主イエスは彼に対して、「あなたはきょう、わたしと⼀緒にパラダイスにいるであろう」と約束されました。それは、どのような罪の中にあっても、主イエスは、⼗字架の死まで降り、救ってくださるということです。私たちもキリストとともに永遠に⽣きる恵みとキリストと同じ栄光のからだによみがえる希望が与えられています 。主の豊かな恵みに感謝しつつ、栄光の望みを抱いて歩んでいきましょう。