「祈りの手を上げて」1月30日

聖⽇礼拝メッセージの要約(2022. 1. 30.)

「祈りの⼿を上げて」

出エジプト記 17章8〜16節

 

「モーセは⼀つの祭壇を築いてその名を「主はわが旗」と呼んだ。そしてモーセは⾔った、 「主の旗にむかって⼿を上げる、 主は世々アマレクと戦われる」。」 (出エジプト記 17:15〜16)

 

1、初めての戦い

イスラエルの⺠は、荒野の旅の中で、何か困難や問題が起きると、エジプトでの奴隷⽣活をなつかしみ、すぐに不平不満をつぶやきました。神様は、そんな彼らのために戦い、⼀切の必要を満たしてくださいました。しかし、アマレク⼈との戦いは、彼ら⾃⾝が戦いに臨まなければいけませんでした。彼らは、この初めての戦いを通して、エジプトの奴隷ではなく、神の⺠としての信仰的な姿勢へと変えられる必要があったのです。それは彼らの祈りの姿勢が正されることであったのです。

 

2、祈りの⼒

モーセは、神の杖を⼿に持って、丘の頂に⽴ちました。この神の杖は、神様がともにいて下さるという約束のしるしでした。モーセは、神様がともにいて下さると いう約束を信じて、戦う者たちに、神様からの⼒が与えられるように祈ったのです 。その結果、イスラエルはアマレクに勝つことができました。これは、地上での戦 いが、丘の上での祈りによって⽀えられていたということを⽰しています。これ は、地上での戦いとは、私たちの毎⽇の⽣活であり、私たちの⽇々の⽣活は、祈りによって⽀えられるものであるという真理をあらわしています。

 

3、主はわが旗

モーセは、この勝利を記念して、⼀つの祭壇を築き、その名を「主はわが旗」と呼びました。「主はわが旗」とは、今を⽣きる私たちには何を⽰しているでしょうか。それは、主イエス・キリストの⼗字架と復活による勝利です。この主の勝利の御旗の下で、私たちは神様のものとされ、神様との交わりを持ち、神様のいのちによって⽣かされるものとなったのです。この勝利の御旗の下に、私たちは、キリストのみからだとして、共に祈り合い、互いに⽀え合うのです。私たちは、主の御旗を仰ぎ⾒て、神の⺠として、キリストに堅くつながり、互いに祈り合い、⽀え合いながら、主の勝利の中を歩んでいきましょう。