「まことの王を礼拝するために」12月12日

聖⽇礼拝メッセージの要約(2021. 12. 12)

「まことの王を礼拝するために」

マタイによる福⾳書 2章1〜12節

 

彼らはその星を⾒て、⾮常な喜びにあふれた。そして、家にはいって、⺟マリヤのそばにいる幼な⼦に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、⻩⾦・乳⾹・ 没薬などの贈り物をささげた。(マタイ 2:10〜11)

 

1、まことの王が⽣まれる

東の⽅で星を⾒た博⼠たちは、主イエスを礼拝するために、エルサレムを訪ねました。旧約聖書には、「ヤコブから⼀つの星が出、イスラエルから⼀本のつえが起り…」という預⾔があります(⺠数記 24:17)。博⼠たちは、この預⾔を信じて、⼀つの星に導かれ、遠く離れた東の国から、はるばる旅をしてきました。主イエスのご降誕は、紀元前と紀元後というように時代を分けるものであり、歴史の中⼼です。また、主イエスのご降誕は、ご⾃⾝の⼗字架による贖い、復活、再臨へとつながり、神様の救いの完成へと向かっています。主イエスは、私たちの救い主であり、まことの王であるのです。

 

2、まことの王を拒む

当時、ユダヤ地⽅を統治していたヘロデ王は、博⼠たちから、新しい王の誕⽣の知らせを聞き、恐れと不安を抱きました。不思議なことに、エルサレムの⼈々も、 ヘロデ王と同様であったと聖書には記されています。つまり、ヘロデ王も、エルサ レムの⼈々も、新しい王の誕⽣を歓迎しなかったのです。主イエスのご降誕は、時代を分けるだけではなく、それを歓迎する者と歓迎しない者を分けるものであるのです。今⽇の箇所は、私たちが、主イエスのご降誕に対して、どのように応答するかが問われているのです。

 

3、まことの王を礼拝する

博⼠たちは、主イエスに、⻩⾦、乳⾹、没薬などをささげました。⻩⾦は王位の象徴であり、乳⾹は神様への礼拝のために使われ、没薬は死者への埋葬に⽤いられます。これらのささげ物は、主イエスこそ、御国の王であり、神様であられるこ と、また、⼗字架での贖いの死を暗⽰しています。東⽅の博⼠たちは、救い主のご降誕を喜び、お祝いし、真⼼からの礼拝をささげました。クリスマスの喜びとは、 神の御⼦が、私たちを罪と死から救うために、この世に来られたということを⼼に刻み、まことの王である主イエスをともに礼拝いたしましょう。