第三アドベント礼拝メッセージの要約(2024. 12. 15.)
「飼葉桶の救い主」
ルカによる福音書 2章8〜20節
きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。(ルカ2:11)
1、救い主のしるし
主の御使は、羊飼いたちに、「あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」と告げました。飼い葉桶は、罪に汚れた私たちの心の状態をあらわしています。その飼い葉桶にお生まれになったことは、罪の汚れが全くない、きよい神の御子が、私たちの罪のただ中に来てくださったことを示しています。主イエスは、私たちの心がたとえどんなに罪に汚れていても、私たちを拒むことなく、私たちの罪を背負い、赦し、きよめてくださるお方であるのです。
2、栄光と平和
天の軍勢があらわれ、御使と一緒になって神様を賛美して、「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」と言いました。「み心にかなう人々」とは、神様に栄光を帰し、主イエスを救い主と信じる人々のことです。「み心にかなう人々」には、主イエスが与えてくださる平和に生きる恵みが与えられるのです。それは、神様と私たちとの平和です。主イエスは、私たちが神様とともに生きるという真の平和を実現してくださいました。私たちも、「天には栄光、地には平和」と賛美しつつ、真の平和を共に生きる幸いに与っているのです。
3、新しい喜び
羊飼いたちは、御使からの知らせを信じて、一目散に、主イエスのもとに駆けつけました。飼い葉桶が、羊飼いたちと救い主との出会いの場所となり、彼らは救い主に出会ったという大きな喜びで満たされました。聖書には「羊飼たちは、見聞きしたことが何もかも自分たちに語られたとおりであったので、神をあがめ、またさんびしながら帰って行った」と記されています。彼らの人生は、救い主との出会いによって、新しいいのちに生きる喜びと平安に溢れるものとなりました。それだけではなく、彼らは救い主のご降誕の喜びの知らせを人々に伝えたのです。私たちも、神様をあがめ、賛美しつつ、クリスマスの喜びをお伝えしましょう。