「言は人となって」12月8日

第二アドベント礼拝メッセージの要約(2024. 12. 8.)

「言は人となって」

ヨハネによる福音書 1章14〜18節

 

そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。(ヨハネ1:14)

 

1、言は肉体となり

「言」とは、神様のひとり子である、主イエス・キリストを指しています。「言」というのは発せられ、語られ、伝えられるものであり、内側でとどまるのではなく、外側へとあらわれるものです。聖書は、「神は、...この終りの時には、御子によって、わたしたちに語られたのである」と記しています(ヘブル1:1〜2)。ひとり子なる神は、人間となって、私たちのもとに来てくださいました。御子イエスによる神様の語りかけを聞き、主イエスと信仰によって結ばれることによって、私たちは罪の中から救われ、神様のいのちに生かされるのです。

 

2、めぐみとまこと

主イエスは、めぐみとまことに満ちた方であり、「めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきた」と記されています。神様の恵みとまことは、主イエスのご人格と御業のうちにあらわされています。恵みとは、自らの命を捨ててまでも、罪人を救われる神様の一方的なあわれみであり、神様のご好意です。まこととは、真実であることを意味し、神のことばと御業は、一つとして破られることなく、必ず成し遂げられるという、神の真実さを示しています。主イエスの十字架の死と復活を通して、神様の恵みとまことはあざやかに完全にあらわされたのです。

 

3、ひとり子なる神だけが

「ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわした」とあります。「ひとり子なる神」は、人間となって、私たちのもとに来られ、父なる神とはどのようなお方であるかを示されました。主イエスを信じる信仰によって、私たちも、父なる神の子どもとされ、父なる神との親しい交わりの中に招かれるのです。神様は、そのひとり子を賜るほどに、私たちを愛してくださいました。この神様の語りかけに信仰をもって応答し、私たちの救い主をほめたたえつつ、神様とともに生きる喜びと平安に感謝をささげ、クリスマスをともにお迎えしましょう。