聖日礼拝メッセージの要約(2024. 9. 29)
「主の十字架のもとに」
ヨハネによる福音書 12章27〜33節
そして、わたしがこの地から上げられる時には、すべての人をわたしのところに引きよせるであろう」。(ヨハネ 12:32)
1、わたしはこのために
主イエスは、「父よ、この時からわたしをお救い下さい。しかし、わたしはこのために、この時に至ったのです」と語られています。この時とは、主イエスが十字架にかかられる時です。主イエスは、その十字架の苦しみの時から、わたしをお救いくださいと祈るべきかと思案されます。しかし、主イエスは、わたしはまさにこの時のために来たのだと宣言されたのです。それは、十字架の上であがないの死を遂げ、人類を罪から救うために、この世に来られたということです。これこそが、父なる神の御心であり、主イエスの使命であったのです。
2、あなたがたのため
主イエスが祈りをささげられると、天から、「わたしはすでに栄光をあらわした。そして、更にそれをあらわすであろう」という声がありました。これは父なる神の声でした。しかし、群衆はそれを理解していませんでした。主イエスは、「この声があったのは、わたしのためではなく、あなたがたのためである」と言われました。父なる神が更に栄光をあらわすとは、主イエスが十字架の上であがないの死を遂げられるときです。キリストの福音は、わたしたちの救いのためです。神の御声は、ユダヤ人と異邦人たちに響き渡り、キリストの福音は全世界に及ぶのです。
3、わたしのところに
主イエスは、「...わたしがこの地から上げられる時には、すべての人をわたしのところに引きよせるであろう」と語られました。この地から上げられる時とは、主イエスが十字架の上でいのちを捨てられることを意味しています。主イエスは、十字架の上で死なれるだけではなく、死からよみがえられました。主イエスの十字架での死と、死からの復活、それは、罪と死と悪魔に対する勝利です。キリストの福音を信じる者たちを、主イエスは、ご自身のところに引き寄せてくださることを約束されているのです。キリストの福音こそが、罪の赦しと永遠のいのちを与え、わたしたちに救いを得させるのです。キリストの十字架を見上げて、神の愛を受けて、ともに歩んでいきましょう。