聖日礼拝メッセージの要約(2024.8.11)
「新しい創造」
第二コリント人への手紙 5章17節
「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」(第二コリント5:17)
1.新しい創造
この手紙を書いた使徒パウロは、かつてキリストを信じるクリスチャンたちを激しく迫害する者でした。けれども、その彼が、今度はキリストのためにいのちをかける者となったのです。一体、彼に何が起こったのでしょうか。彼は言います、「だれでもキリストにあるならば、その人は新しく造られた者である。古いものは過ぎ去った、見よ、すべてが新しくなったのである。」 彼に、新しい創造が起こりました。その結果、キリストを迫害する者から、キリストを愛する者となったのです。そして、新しい創造が起こったのは、パウロだけではありません。「だれでもキリストにあるならば」とあるように、キリストにある人はすべて、新しい創造なのです。あなたは「キリストにある」でしょうか。
2.新しい人
新しい創造とは、新しい人とされるということです(エペソ4:24;コロサイ3:10)。新しい人には、新しい霊と心が与えられています(エペソ4:23−24)。それは、聖霊(御霊)様の働きであり、人の決心や修養によるものではありません。神の恵みによって、キリストに対する信仰を通して与えられるものです。ですから、新しい人は自分を誇らず、主を誇ります。また、新しい人は一度新しくされたら、またすぐに古くなっていくような存在ではありません。新しくされ続けます(コロサイ3:10)。外なる人は滅びても、内なる人は日ごとに新しくされていく、とある通りです(第二コリント4:16)。あなたは「新しい人」でしょうか。
3.新しい目的と生き方
新しい人とされたということは、あとは残りの人生、自分の思いのままに生きてよいということではありません。新しい心と霊が与えられた結果、私たちは新しい目的と、それにふさわしい生き方も与えられました。私たちクリスチャンは、自分で新しくなったのではなく、新しくされたのですから、新しくしてくださった神様の目的が与えられています。そして、その目的にふさわしい生き方が示されています。それは、自分の思いのままに生きることから解放され、神様のみこころに従って生きることを喜びとする生き方です。この新しい目的をもう一度確認し、聖霊様の助けによってそれにふさわしい生き方をしようではありませんか。