ペンテコステ礼拝メッセージの要約(2024. 5. 19.)
「教会に生きる喜び」
使徒行伝 2章1〜4節
すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出した。(使徒行伝2:4)
1、教会の誕生
五旬節の日に、聖霊は、主イエスの約束を信じて、心を合わせてひたすら祈り、待ち望んでいた弟子たちに降りました。この日に、教会は生まれたのです。ペンテコステは、キリストのからだである教会の誕生日です。聖書は、「あなたがたは神の宮であって、神の御霊が自分のうちに宿っていることを知らないのか」と記しています(1コリント3:16)。ペンテコステの日に、主イエスを信じる者たちは、聖霊を宿す神殿となりました。教会は、主イエスを信じ、聖霊を宿す者たちの群れです。聖霊は、私たちのうちにいてくださって、神様の御心にかなった働きを進めてくださるのです。
2、教会の一致
聖霊は、ひとりひとりの弟子たちの上にとどまり、それから、彼ら一同を満たしました。聖霊は、私たち一人一人をかえりみ、取り扱われ、満たしてくださるお方であるとともに、私たちを信仰の共同体として一つにしてくださるお方です。聖書は、「... わたしたちは皆、... 一つの御霊によって、一つのからだとなるようにバプテスマを受け、そして皆一つの御霊を飲んだからである」と記しています(1コリント12:13)。私たちは、キリストのからだである教会に連なる者であり、キリストを土台として、そのかしらであるキリストをともに見上げて、聖霊の実を結び、主と同じ姿に変えられながら、成⻑していく群れであるのです。
3、教会の使命
弟子たちは聖霊に満たされ、聖霊が語らせるままに、いろいろの他国の言葉で語り出しました。これは、キリストの福音こそが全世界の人々に必要な救いであり、互いに通じ合い、一つにする共通の言語であることを示しています。そして、キリストの福音を宣べ伝え、キリストの弟子を生み出していくことが教会の使命であるのです。聖霊は、教会がキリストの御業を証し、キリストの福音を伝える原動力です。キリスト者とは、聖霊による福音宣教の実であり、その証です。キリストのみからだである教会にともに連なり、ともに生かされている恵みを喜び感謝しつつ、聖霊の力によって、キリストの福音を宣べ伝えていきましょう。