「喜びの知らせ」12月24日

クリスマス礼拝メッセージの要約(2023. 12. 24.)

「喜びの知らせ」

ルカによる福音書 2章8〜20節

 

御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての⺠に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。(ルカ2:10〜11)

 

1、喜びの知らせ

救い主のご降誕の知らせは、真っ先に、羊飼いたちに伝えられました。当時、羊飼いは、汚れた職業とみなされ、人々から見下され、神様から遠い存在だと思われていました。しかし、御使は、彼らに、「きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった」と告げました。「あなたがたのために」と、神様の方から彼らに近づいてくださったのです。クリスマスは、このわたしも神様に見つめられ、愛されているという恵みを覚える時であるのです。

 

2、喜びを見出す

羊飼いたちは、御使からの知らせを信じて、一目散に、主イエスのもとに駆けつけました。飼い葉桶が、彼らと救い主との出会いの場所となり、彼らは飼い葉桶の中の救い主にクリスマスの喜びを見出したのです。主イエスが飼い葉桶にお生まれになったことは、人間の罪のただ中にきてくださったことを示しています。神の御子は、私たちの汚れた心の中にも入ってきてくださり、私たちの罪をご自身の命で贖い、赦し、きよめてくださる方であるのです。飼い葉桶で生まれ、十字架の上で命を捨て、死からよみがえられた方は、私たちを救い、いのちを得させ、今日も私たちともにいてくださるのです。

 

3、喜びを伝える

御使は、羊飼いたちに、「見よ、すべての⺠に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える」と告げました。その言葉のとおり、彼らの心は、救い主に出会ったという大きな喜びで満たされたのです。彼らは、神様をあがめ、賛美しながら帰って行きました。羊飼いたちも、東方の博士たちと同じように、主イエスと出会い、これまでとはまったく違う生き方を与えられたのです。彼らの人生は、新しいいのちに生きる喜びと平安に溢れるものとなりました。それだけではなく、クリスマスの喜びを伝える最初の伝道者になったのです。私たちも、まことの喜びと平安を与えてくださる主イエスをほめたたえつつ、クリスマスをともにお祝いしましょう。そして、救い主のご降誕の喜びを伝える者としてともに歩んでいきましょう。