聖日礼拝メッセージの要約(2023. 12. 17.)
「輝く星に導かれ」
マタイによる福音書 2章1〜12節
彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼な子のいる所まで行き、その上にとどまった。彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。(マタイ2:9〜10)
1、キリストのもとに
東方の博士たちは、一つの特別な星に導かれて、はるばるエルサレムにやってきました。ヘロデ王は、新しい王の誕生の知らせを聞いて、自分の地位が脅かされるのを恐れました。エルサレムの人々も、同様に不安を抱きました。祭司⻑たちや律法学者たちは、旧約聖書の預言から紐解いて、救い主はベツレヘムに生まれることを知っていましたが、そこに向かおうとはしませんでした。皮肉なことに、救い主のご降誕を喜び、礼拝することを求めたのは、外国人の博士たちであったのです。私たちの心は、彼らのように、キリストに向かっているでしょうか。
2、キリストのために
はるか東の空で見た星は、博士たちを救い主のもとへ導き、彼らは主イエスに出会い、礼拝しました。彼らは、主イエスに、⻩金、乳香、没薬を贈り物としてささげました。⻩金は王位の象徴であり、乳香は神様への礼拝のために使われ、没薬は死者への埋葬に用いられるものです。これらの贈り物は、主イエスこそ、御国の王であり、まことの神であり、また、十字架での贖いの死を意味しています。これらは、キリスト者の信仰のあり方をも示しています。私たちは、主イエスを自分の王としてお迎えし、まことの神として礼拝し、また、キリストとともに死に、キリストともによみがえり、キリストのために生きるのです。
3、キリストとともに
博士たちは、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行きました。彼らは、ヘロデの道を歩まず、神様が示された道を歩みました。主イエスは、「狭い門からはいれ。滅びにいたる門は大きく、その道は広い。そして、そこからはいって行く者が多い。命にいたる門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない」と言われています(マタイ7:13〜14)。博士たちは、主イエスと出会い、主イエスを礼拝し、これまでとはまったく違う生き方を与えられました。それは、主イエスを自らの救い主と信じて、救われた者に与えられた、キリストとともに歩むきよめの道です。それは再臨の主へと向かう栄光の道です。クリスマスの恵みを受けて、キリストの道を歩んでいきましょう。