「あなたは何者か」2月12日

礼拝メッセージの要約(2023. 2. 12.)

「あなたは何者か」

使徒行伝 19章11〜20節

 

すると悪霊がこれに対して言った、「イエスなら自分は知っている。パウロもわかっている。だが、おまえたちは、いったい何者だ」(使徒19:15)

 

1、主イエスの名によって

神様は、パウロの手によって、目覚ましい奇跡を次々と行われました。パウロが身につけている手ぬぐいや前掛けを取って病人にあてると、その病気が除かれ、悪霊が出て行くほどであったのです。これは、パウロの力ではなく、神様の力が働いておられるということです。すなわち、主イエスの御名によって成された奇跡です。エペソはアルテミス神殿があり、偶像礼拝が非常に盛んな町でした。主イエスの御名による奇跡によって、エペソの人々は、偶像礼拝を捨てて、悪霊に支配された生活から解放されていったのです。

 

2、あなたは何者か

まじない師たちは、主イエスの名をとなえ、「パウロの宣べ伝えているイエスによって命じる。出て行け」と、ためしに言いました。すると、悪霊は、「イエスなら自分は知っている。パウロもわかっている。だが、おまえたちは、いったい何者だ」と言いました。まじない師たちは、主イエスがどのような方なのか知らず、主イエスに対する信仰もありませんでした。彼らは、ただ主の名をみだりに唱え、神様の御名を汚していたのです。「おまえたちは、いったい何者だ」と悪霊は言いました。主イエスのご支配の下にいない彼らは、悪霊にとって少しも恐れるに足りない者たちであったのです。

 

3、キリストのものとして

まじない師たちは悪霊に反撃を食らい、散々な目に遭いました。このことはエペソの人々に知れ渡ることになりました。すでに信仰に入った人たちも沢山来て、自分たちの悪行を告白しました。彼らは信仰に入ってはいましたが、古い生活や悪い習慣から決別できないでいたのです。聖書には、「恐れるな、わたしはあなたをあがなった。わたしはあなたの名を呼んだ、あなたはわたしのものだ」(イザヤ43:1)とあります。キリスト者とは、キリストのものという意味です。キリストを信じる信仰によって生かされている恵みを覚えて、勝利の主である主イエスをあがめつつ、主のみことばを聞き、神様の自由と喜びの中を歩んでいきましょう。