聖⽇礼拝メッセージの要約(2022. 2. 20.)
「神の祝福の道」
⺠数記 22章31〜35節
主の使はバラムに⾔った、「この⼈々と⼀緒に⾏きなさい。ただし、わたしが告げることのみを述べなければならない」。こうしてバラムはバラクのつかさたちと⼀ 緒に⾏った。(⺠数記 22:35)
1、バラムの⼼
モアブの王バラクは、イスラエルの⺠を⾮常に恐れて、バラムという占い師に使いを送り、イスラエルの⺠を呪うように依頼しました。しかし、バラムは、主なる神から、「その⺠をのろってはならない。彼らは祝福された者だからである」と告げられます。バラムは、神様の御⼼がはっきりと⽰されているのにもかかわらず、⾃分にとって都合の良いみことばが与えられることを求め続けました。表向きは信 仰深く、謙虚に振る舞いながら、⼼の中では不義の報酬を愛し、私利私欲を満たそうとしていたのです(第⼆ペテロ2:15)。
2、バラムの道
バラムは、⾦銀への欲望に⽬がくらむあまり、⾃分の前に⽴ちはだかる、主の使いの姿がまったく⾒えていませんでした。バラムは、神様の道とは反対を向いていたのです。彼は⾃分の罪を認めますが、⼼の中では、恐るべき謀略をもって、イスラエルの⺠を陥れます。バラムは、彼らを呪う事ができないなら、彼らを誘惑し、堕落させればよいと考えたのです(黙⽰録2:14)。バラムの道とは、神様と敵対する道であり、⼈々を堕落と腐敗に陥れる道です。聖書は、繰り返し、私たちがバラムの道を歩まないように、それに陥らないように警告を与えているのです。
3、神の祝福の道
バラムは、「すでに神が祝福されたものを、わたしは変えることができない」と⾔いました(⺠数記23:20)。これは神様の真理です。主イエスは、私たちの罪の⾝代わりとして、ご⾃⾝が神様に呪われる者となって、⼗字架の上で死んでくださいました(申命記21:23、ガラテヤ3:13)。そして、私たちを呪いの道から、神様の⼦どもとして⽣きるという祝福の道へと導いてくださったのです。その道には、神様が備えてくださった永遠の祝福があり、永遠の喜びがあります。 主イエス・キリストの⼗字架によって、神様の祝福の道を歩むことができる恵みに 感謝しつつ、神様のみことばに聞き従い、ともにその道を歩んでいきましょう。