「この岩の上に」1月2日

聖⽇礼拝メッセージの要約(2022. 1. 2)

「この岩の上に」

マタイによる福⾳書 16章13〜20節

 

「そこでイエスは彼らに⾔われた、「それでは、あなたがたはわたしをだれと⾔う か」。 シモン・ペテロが答えて⾔った、「あなたこそ、⽣ける神の⼦キリストで す。」(マタイ 16:15〜16)

 

1、「わたしを誰と⾔うか」

主イエスは、弟⼦たちに、⼈々はご⾃⾝をだれと⾔っているか、と問われまし た。弟⼦たちは、⼈々は、主イエスを偉⼤な預⾔者たちと並び称されるほどの預⾔者と認識していると答えました。これに対して、主イエスは、「それでは、あなた がたはわたしをだれと⾔うか」と問われました。このわたしにとって、主イエスは 誰なのか?この質問は、私たちの信仰の根幹に関わることであり、それは、同時に、私たちとは何者であるかを問われる極めて⼤切な質問であるのです。

 

2、「⽣ける神の⼦キリスト」

この質問に対して、ペテロは、「あなたこそ⽣ける神の⼦キリストです」と答えました。この告⽩こそが、キリスト者の信仰の根幹であるのです。主イエスは、ペテロに対して、「あなたにこの事をあらわしたのは、⾎⾁ではなく、天にいますわ たしの⽗である」と⾔われました。ペテロの信仰告⽩は、彼⾃⾝から出たものでは なく、⽗なる神から与えられたものであるということです。この信仰告⽩は、ペテロ⾃⾝の思想や主張に基づいたものではなく、神の恵みのわざによるものであるの です。

 

3、「この岩の上に」

主イエスは、「わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てよう」と⾔われました。「この岩」とは、ペテロを指すのではなく、「あなたこそ⽣ける神の⼦キリストです」という信仰告⽩を指しています。この信仰告⽩の対象は、主イエスですので、「この岩」とは、私たちの救い主イエス・キリストであるのです。キリストのからだと呼ばれる教会は、私たちの信仰告⽩の上に築かれ、イエス・キリストを⼟台として建てられているのです。⼗字架の上で贖いの死を遂げられ、死より復活されたキリストを岩として、教会は建てられているからこそ、⻩泉の⼒もこれに打ち 勝つことはないのです。「あなたこそ⽣ける神の⼦キリストです」と信仰を告⽩できる恵みに感謝しつつ、岩なる主イエスを⼟台として、ともに歩んでいきましょ う。