「献身の香り」11月14日

聖⽇礼拝メッセージ(⼦ども祝福式)の要約(2021. 11. 14)

「献⾝の⾹り」

ヨハネによる福⾳書 12章1〜8節

 

その時、マリヤは⾼価で純粋なナルドの⾹油⼀⽄を持ってきて、イエスの⾜にぬり 、⾃分の髪の⽑でそれをふいた。すると、⾹油のかおりが家にいっぱいになった。 (ヨハネ 12:3)

 

1、マリヤの献⾝

マリヤは、⾮常に⾼価なナルドの⾹油を、主イエスの⾜に塗り、⾃分の髪の⽑でぬぐいました。⾹油というのは、⽯つぼの中に⼊っていて、この⽯つぼを割らなければ、使うことはできません。それは⼀度割ってしまうと、すべてを使い切らなけ ればならないのです。マリヤは、主イエスが来られたこの時に、このナルドの⾹油 を、主イエスのために使い切ったのです。彼⼥は、主イエスへの愛と献⾝を具体的な⾏動にしてあらわしたのです。

 

2、ユダの正しさ

マリヤの⾏いに対して、イスカリオテのユダは、「なぜこの⾹油を三百デナリに売って、貧しい⼈たちに、施さなかったのか」と批判しました。聖書は、「彼がこう⾔ったのは、貧しい⼈たちに対する思いやりがあったからではなく、⾃分が盗⼈であり、財布を預かっていて、その中⾝をごまかしていたからであった」と記しています。正しいように聞こえるユダの⾔葉は、実は、彼の⾃⼰中⼼性に基づいたものであったのです。ユダは、マリヤのように主イエスに献⾝は⽰さず、彼⼥の献⾝の⾏為を批判し、責め⽴てたのです。

 

3、キリストの⾹り

主イエスは、「この⼥のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの⽇のために、それをとっておいたのだから」と⾔われました。主イエスは、⼗字架の上で死なれた後、本来、葬りのために塗られるはずの⾹料も塗られることもなく、埋葬されました。マリヤは、この時しかない最⾼の機会に、その⾹油を使い切り、最⼤限の献⾝を⽰したのです。⾹油は⼀度きりのものです。それは、私たちの⼈⽣と似ています。⼀度きりの⾹油を惜しみなく⽤いたマリヤの奉仕は、主のご栄光のために豊かに⽤いられました。私たちも、神様の恵みに応えて、主の御声に聞き従い、私たちの⼈⽣を、主のご栄光のために⽤いていただきましょう。