礼拝メッセージの要約(2021. 10. 10)
「わたしはあなたを離れません」
列王紀下 2章1〜14節
エリヤはまた彼に⾔った、「どうぞ、ここにとどまってください。主はわたしをヨルダンにつかわされるのですから」。しかし彼は⾔った、「主は⽣きておられます 。またあなたも⽣きておられます。わたしはあなたを離れません」。そしてふたりは進んで⾏った。(列王紀下2:6)
1、わたしはあなたを離れません
エリヤとエリシャに別れの時が迫っていました。エリヤは、⾃分の後継者のエリシャのために、引き継ぎの準備を進めていました。エリヤが、ベテルに⾏こうとも、エリコに⾏こうとも、ヨルダンへ⾏こうとも、エリシャは、「主は⽣きておられます。またあなたも⽣きておられます。わたしはあなたを離れません」と⾔い、 エリヤにひたすらついて⾏きました。この箇所を通して、主イエスと私たちとのあるべき姿を⾒ます。それは、⼈間的な思いや打算ではなく、信仰によって、「わたしはあなたを離れません」と、主イエスにひたすら従っていくということです。
2、あなたがたは黙っていてください
預⾔者の仲間たちは、エリシャに対して、「主がきょう、あなたの師事する主⼈をあなたから取られるのを知っていますか」と尋ねました。これに対して、エリシ ャは、「はい、知っています。あなたがたは黙っていてください」と答えました。 これは、⾃分の師であるエリヤとの個⼈的で親しい交わりを⽰しています。今⽇の私たちが学ぶべきことは、主イエスとの間に、誰にも⽴ち⼊ることができない、個⼈的で親しい交わりを持つということです。それは、信仰を⾃分のものとするということであり、⾃分の信仰を確⽴するということであるのです。
3、あなたの霊の⼆つの分を
エリシャは、エリヤに対して、「どうぞ、あなたの霊の⼆つの分をわたしに継がせてください」とお願いしました。エリシャは、エリヤの働きは、本⼈の能⼒や熱意や努⼒によるものではなく、彼のうちに宿る神の御霊によるものであることを理解していたのです。神の霊である聖霊によらなければ、神様からの使命を果たすことはできないことを知っていたのです。聖書には、「これは権勢によらず、能⼒によらず、わたしの霊によるのである」とあります(ゼカリヤ4:6)。私たちキリスト者は、聖霊によって新しく⽣まれ、聖霊によって⽣きる者たちです。聖霊の満たしを祈り求め、霊に燃え、主にともに仕えていきましょう