説教者:大嶋 愛三 牧師
聖書箇所:ヨハネによる福音書 12章34~36節
敬老感謝礼拝メッセージの要約(2024. 10. 6)
「光あるうちに」
ヨハネによる福音書 12章34〜36節
そこでイエスは彼らに言われた、「もうしばらくの間、光はあなたがたと一緒にここにある。光がある間に歩いて、やみに追いつかれないようにしなさい。やみの中を歩く者は、自分がどこへ行くのかわかっていない。光のある間に、光の子となるために、光を信じなさい」。(ヨハネ 12:35〜36)
1、光のある間に
群衆は、主イエスに対して、キリスト(救い主)について質問をしました。しかし、主イエスは、彼らの議論や質問に答えることはされませんでした。ご自身の十字架の時は目前に迫っていたからです。「光がある間に」とは、今日生きる私たちにとって何を意味しているでしょうか。私たちの地上の人生はいつか終わりの日が来ます。それは、すなわち、主イエスを信じる機会は限られているということです。主イエスの恵みに対して、信仰をもって応答する機会は限られているのです。
2、光の子となるために
主イエスは、「光がある間に歩いて、やみに追いつかれないようにしなさい」と言われています。主イエスの恵みに応えて、信仰をもって新しい一歩を踏み出すことは、人生のいつの時期においても大きな挑戦です。主イエスを信じて、主のみことばに従って歩もうとする時には、奇異の目で見られたり、抵抗にあったり、誘惑を受けたりすることもあるでしょう。しかし、主イエスは、私たちが光の子として、光の中を歩むために、十字架の死に至るまで神様の御心に従われ、救いと祝福の道を開いてくださったことを覚えましょう。
3、光を信じなさい
主イエスは、「光のある間に、光の子となるために、光を信じなさい」と言われています。私たちは、まことの光である主イエスを信じる信仰によって、光の子どもとされ、暗闇の中を歩むのではなく、神様との交わりに生き、光の中を歩む恵みにあずかっています。私たちは、この尊い恵みを覚えて、光の子どもとして、主イエスのみことばに養われつつ、ともに歩んでいこうではありませんか。その独り子をも賜ってくださった神様の愛によって、新しいいのちを与えられ、まことの光の中を歩む者とされた、その豊かな恵みに、信仰をもって応えていきましょう。